「雲南省」と聞いて、ピンとくる方はどれくらいいるでしょうか。中国の西南に位置し、ベトナム、ラオス、ミャンマーと国境を接するこの地には、ペー族、ハニ族、チワン族、ダイ族、ミャオ族、チベット族など、実に25もの少数民族が暮らしています。それぞれの民族が育んできた、独自の文化。現地の風土と数千年の歴史の中で磨かれた伝統工芸技術は、時代を超え、今もなお息づいています。
中国人である私にとっても、そこは未知の領域です。飛行機や電車、タクシー、バス……あらゆる交通機関を尽くした先に、ようやく現れる場所。言葉さえも、通じる時と通じない時があリます。日本に暮らして16年になる大連人の私ですが、雲南省のこれほど深い奥地へ入ったことはありませんでした。今回は、一緒にこのビジネスをやっているパートナーのHayamaさん(実は葉山出身なんです)をナビゲートしながら、あの「壁」を越えた、さらに未知なる奥深くへと足を踏み入れました。